クロックに欲しいなって思ってる機能(メーカーさんお願いします)
持ち替えシリーズが終わって、久々に気楽に自分の思っていることを書いていきたいと思います。
現在、クロックにおいて3x3のような簡単な調整機能などは少ないです。今回は自分がクロックに欲しいと思っている機能について書いていきたいと思います。
・磁力の簡単な調整
GANのXやXS、Valk3Eliteなど最近のキューブは磁石の調整機能がついてきているものも増えてきています。しかしクロックは現在においてそのような機能のついている製品はありません。例えば、リング磁石をスライドして交換したり、ピンを数種類付属させて種類ごとに磁力を変えたりして調整できるようなシステムが欲しいと割と思っています。
メーカーさんお願いします。
・表と裏の回転盤の一体化
なぜ?と思っている方もいると思います。
自分が思うにこれは結構必要だと思っていることです。
理由は2つあります。
1つ目はメンテナンスが楽になるからです。分解をするとバネと回転盤にパーツが分かれバラバラになって組み立てる時に上側に乗せている回転盤を落とさないように慎重に閉める必要がありミスも結構あります。一体化することによってそれらが離れないようになり分解時にバラバラにならず、組み立て時にも楽になると思います。
2つ目は自分の推測なのですが、バネと回転盤が分離しているとそこで摩擦が発生して少し回転が重くなってしまうのではないかと思っています。一体化するとその抵抗がなくなり、回転が少し軽くなる可能性はあると思います。
メーカーさんお願いします。
・+2を導入してほしい
もはや機能じゃないですがこれは結構な数のクロッカーが思っていることじゃないかと思います。WCAが決めたルールで自分もそれに納得はしています。ですがどうしても+2が欲しくなってしまいます......
例えば最後のALLの段階、3でいうとAUFの段階でミスするとDNFになってしまうのはあるあるです。まあしょうがないといえばそれまでなのですが。
どこかで見たのですが、クロックは+2の定義が難しいから+2がないという話(本当かどうかはわかりませんが)を知っています。確かにその通りです。例えばALLの段階でミスをして13個の位置が1つ違うというのと、コーナー合わせの段階でミスをして2つだけ位置が違うというのを一緒のペナルティにするというのはなんだかおかしい感じがします。そう考えるとよくできるレギュレーションだなと思います。
でも+2が欲しいなぁと心のどこかで思う気持ちもクロッカーのみなさんあると思うでしょう。僕もそうです。
あとがき
今現在キューブを製作しているメーカーの方は僕と同じような一キューバーとしてやっていた人なのではないかと思います。
そう考えると僕も将来何かできるのではないと思うのですが今現在僕にそういう力はありません。こんなところで嘆いているよりも勉強をしたほうがいいのかもしれませんね。
ShengShou Clockの育成報告 夏休み編
ShengShou Clock Mを買ってはや半月レビューもしてからある程度の時間が経ちました。レビューをしたときのメンテナンスに加えていろいろなことをしました。今回はそれの育成結果、また気づいたことなどについて書いていきたいと思います。
・DNM-37を使用
ものは試しでDNMをクロックに使用してみました。キューブに対する効果は絶大ですが、クロックに対してはどうなのか。結果としては「まあ普通」でした。silkと比べて絶大に軽くなるわけでもなかったですが、少しだけ軽くなった気がします。連続して使用すればなにか変化があるのかもしれませんがわざわざクロックに使う必要はそこまでないのかもしれません。おそらくsilkのほうが持ちがいいので僕はsilkをおすすめします。
・磁石周りをクリーニング
一週間ちょっと回していてなぜか一つだけものすごくカサカサ感を感じたので分解してみました。一度そこだけ回転盤の潤滑剤を塗ったのですがほとんど変わりませんでした。
そのあとあることに気が付きました。それは...
「片面だけカサカサ感が増す」
おそらく僕は片面側をたまたま多く回していたのかもしれません。そこの磁石とその周りのプラスチックとの摩擦が増えてしまったのではと思い分解して、そこをティッシュで拭いてみました。そうするとかなりティッシュが黒くなりプラスチックの削れたカスが付いていました。磁石が強めであるため、摩耗が進みやすいのかもしれません。
ケースの磁石とピンの磁石をすべて拭いて潤滑剤を塗りなおすとかなり回転が良くなりました。もし同じ症状が出ていたらこの方法を試してみてはどうでしょうか。
・あまり良くないという評価から一転、優等生に
上で紹介した方法のあと、さらに優等生になりました。もうLingAoに戻れないかもしれません。LingAo以上に滑らかになって、ピンを4つ絡めた時は少しだけ重くなるもののかなりの軽さを発揮しています。そしてShengShouの殻のほうのダイヤル部分のへこみの良さもだんだんと見えてきました。言葉では言えないですが結構いいです(語彙力)
そもそものプラスチックパズルとしての完成度がLingAoより高いので伸びしろが大きいのかもしれませんね。
これからがもっと楽しみになってきます。
あとがき
かなり成長したShengShou、こう成長してくれるととっても楽しいです。もはや子供の成長をひしひしと感じるようなそんな気分です。メンテナンスもしやすくて、ちょっと重くなったり、違和感を感じたりすることもありますがそれも楽しく感じてきます。
このクロックは約1000円ほどの値段でありながらかなりのポテンシャルを持っていると証明してくれています。みなさんも夏休みの間にクロック競技をこのShengShouで始めてみましょう!
ShengShou Magnetic Clock
https://store.tribox.com/products/detail.php?product_id=3009
クロックの持ち替えについての小話 その5 y2&z(斜め持ち替えその2)
その2、その3、その4との画像の使いまわしがあります。あらかじめご了承ください。
その1 https://koriyamacuber0524.hatenablog.com/entry/2020/08/01/215041
その2 y2編 https://koriyamacuber0524.hatenablog.com/entry/2020/08/02/221601
その3 x2編 https://koriyamacuber0524.hatenablog.com/entry/2020/08/03/215617
その4 ys&z編 https://koriyamacuber0524.hatenablog.com/entry/2020/08/04/224340
y2&zとは
赤矢印、緑矢印のような方向で持ち替えること。斜め方向に持ち替える。
y2&zをするパターンの例(⑫の位置は関係なし)
・裏面を見たときに左側のエッジとセンターの位置関係が最も近い、もしくは2つ以上そろっている(持ち替え時にそれらが上に来る)
・裏面を見た時に上、左、または下、左のエッジがそろっている(持ち替え時にそれらが上に来る)
y2&zの特徴と注意点
・⑫の位置について
⑫の位置が上、もしくは下の場合
これらの場合、⑫は時計回りに90度回転します。⑫の位置が左、もしくは右の場合と反対であるため、注意が必要です。
⑫の位置が左、もしくは右の場合
これらの場合、⑫は反時計回りに90度回転します。⑫の位置が上、もしくは下の場合と反対であるため注意が必要です。
・持ち替えスピードについて
持ち替えスピードは(右利きの僕の場合)最遅です。これは利き手の関係もあると思います。左利きの方はこれは回しやすいのかもしれません。
また、裏面でDを使う場合DRはつながりやすいですが、DLはややロスが大きいと思います。またULを使う場合もロスが結構大きいので注意が必要です。
・判断に注意
前述したようにパターンごとにかかるタイムがかなり変わってきます。一目盛りだけ遠いけどそっちのほうが持ち替えが楽ならそっちを選ぶのもありです。インスペクションの時にしっかり判断しましょう。
まとめ
y2&zは斜め持ち替えで左利きの人に有利な持ち替えと思っています。y2&z'同様y2、x2に比べ難易度の高い持ち替えですが、できればより有利にソルブできるようになるでしょう。
今回で持ち替えシリーズは終わりです。比較のしやすいようになるべく内容を近づけて書いたのですがどうでしたか?使いまわしの表現が多くて手抜きと思った方もいるかもしれませんが個人的には見やすいかなと思えるくらいには仕上がったと思います。もしミス、要望などがあればDMまでお願いいたします。@Koriyamacuber
みなさんも(自分も)もっともっと持ち替えをレベルアップしてクロックのレベルを上げていきましょう!
クロックの持ち替えについての小話 その4 y2&z'(斜め持ち替えその1)
その2、その3との画像の使いまわしがあります。あらかじめご了承ください。
その1 https://koriyamacuber0524.hatenablog.com/entry/2020/08/01/215041
その2 y2編 https://koriyamacuber0524.hatenablog.com/entry/2020/08/02/221601
その3 x2編 https://koriyamacuber0524.hatenablog.com/entry/2020/08/03/215617
y2&z'とは
赤矢印、緑矢印のような方向で持ち替えること。斜め方向に持ち替える。
y2&z'をするパターンの例(⑫の位置は関係なし)
・裏面を見たときに右側のエッジとセンターの位置関係が最も近い、もしくは2つ以上そろっている(持ち替え時にそれらが上に来る)
・裏面を見た時に上、右、または下、右のエッジがそろっている(持ち替え時にそれらが上に来る)
y2&z'の特徴と注意点
・⑫の位置について
⑫の位置が上、もしくは下の場合
これらの場合、⑫は反時計回りに90度回転します。⑫の位置が左、もしくは右の場合と反対であるため、注意が必要です。
⑫の位置が左、もしくは右の場合
これらの場合、⑫は時計回りに90度回転します。⑫の位置が上、もしくは下の場合と反対であるため注意が必要です。
・持ち替えスピードについて
持ち替えスピードは(右利きの僕の場合)x2の次に3番目の速さです。これは利き手の関係もあると思います。左利きの方の場合これは回しにくいのかもしれません。
裏面でDを使う場合はDLはつながりやすいですが、DRはややロスが大きいと思います。また、URを使う場合もロスが大きいので注意が必要です。
・判断に注意
前述したようにパターンごとにかかるタイムがかなり変わってきます。一目盛りだけ遠いけどそっちのほうが持ち替えが楽ならそっちを選ぶのもありです。インスペクションの時にしっかり判断しましょう。
まとめ
y2&z'は斜め持ち替えで右利きの人に有利な持ち替えと思っています。y2、x2に比べ難易度の高い持ち替えですが、できればより有利にソルブできるようになるでしょう。
みなさんもy2&z'を習得してより高いレベルのソルブを目指しましょう!
その5 y2&z編に続く
クロックの持ち替えについての小話 その3 x2について
その2との画像の使いまわしがあります。あらかじめご了承ください。
その1 https://koriyamacuber0524.hatenablog.com/entry/2020/08/01/215041
その2 y2編 https://koriyamacuber0524.hatenablog.com/entry/2020/08/02/221601
x2とは
赤矢印、緑矢印のような方向で持ち替えること。持ち替えの中で最速でできる上、簡単。(個人差あり)
y2をするパターンの例(⑫の位置は関係なし)
・裏面を見たときに下側のエッジとセンターの位置関係が最も近い、もしくは2つ以上そろっている(持ち替え時にそれらが上に来る)
・裏面を見た時に下、左、または下、右のエッジがそろっている
(持ち替え時にそれらが上に来る)
y2の特徴と注意点
・⑫の位置について
⑫の位置が上、もしくは下の場合
これらの場合は⑫は正反対の位置に来ます。しっかりインスペクションの時に意識しておけば間違えることは無くなると思います。ただ数百回に一回くらいは間違えることもあります。大会でやらないように気を付けましょう。
⑫の位置が左、もしくは右の場合
これらの場合、⑫の位置は変わりません。しかし、y2とごっちゃになるときもあるので注意しましょう。
・持ち替えスピードは(自分の場合)最速、ミスも少ない。
スピードは最速であり、引っ掛かることなどもほとんどなく一番安全な持ち替えといえるでしょう。裏面でDを使う場合もすんなりつながると思うので、どんなパターンでも速くつながると思います。
・使いすぎは注意
簡単で速く、ミスも少ないとはいえやりすぎもよくありません。しっかりインスペクションの時に判断して持ち替えを選びましょう。
まとめ
x2は簡単かつ速く、ミスも少ない最も安全な持ち替えといえるでしょう。使いすぎは良くないですが、困ったらx2みたいな考えもありかもしれませんね。
x2を確実にこなしてクロックでしっかり良いタイムを出していきましょう!
クロックの持ち替えについての小話 その2 y2について
その1 https://koriyamacuber0524.hatenablog.com/entry/2020/08/01/215041
y2とは
赤矢印、緑矢印のような方向で持ち替えること。コツもそこまで必要なく簡単にできる
y2をするパターンの例(⑫の位置は関係ありません)
・裏面を見たときに上側のエッジとセンターの位置関係が最も近い、もしくは2つ以上そろっている
・裏面を見た時に上、左、または上、右のエッジがそろっている
y2の特徴と注意点
・⑫の位置について
⑫の位置が上、もしくは下の場合
これらの場合は⑫の位置が変化せず持ち替えできます。⑫の位置が裏表で変わらないため、⑫の位置を誤って認識してそろえることは少ないと思います。
⑫の位置が左、もしくは右の場合
これらの場合は⑫の位置が正反対に来ます。少し間違えることもあるかもしれませんが、インスペクションの時に意識していてば大丈夫だと思います。
・持ち替えスピードは(自分の場合)x2より遅くクロックの中で2番目に早い、持ち替えの際に親指が引っ掛かると大幅なタイムロスにつながる
スピードはx2にやや劣りますが、斜め持ち替えをするよりはタイムは早いです。ただ同時にタイムロスの危険性は一番高いため、注意が必要です。防ぎ方としては、親指を意識して上にあげることで引っ掛かることは少なくなるでしょう。
・Dを回すときにやや時間がかかる
上で紹介した防ぎ方をとるとどうしてもDR、DLを使うときに指を移動させるのに時間がかかってしまいます。そのためx2をしてDを使うときはできるだけ少なく回せるパターンの時にしましょう。
まとめ
y2はコツもいらず、考え方も難しくないため、比較的簡単な持ち替えといえるでしょう。基礎となる持ち替えだからこそしっかりできるようにしておくとタイム的にもよくなるのかもしれません。
これがしっかりできると斜め方向の持ち替えなどもしっかりできるようになることでしょう。
みなさんもy2ををマスターしてクロックの基礎を固めましょう!
その3 x2編へ続く
https://koriyamacuber0524.hatenablog.com/entry/2020/08/03/215617
クロックの持ち替えについての小話 その1
本当に最近クロック記事が多いのは申し訳ありません。なにしろ空前のクロックブームが来ているもので......
さて、今回はクロックの持ち替えに関して自分の考えを綴っていきたいと思います。僕は特別持ち替えが早い、タイムが早い、というわけではありません(クロックベストはao1/5=6.86/8.05です)が少しでも参考にしていただければ幸いです。
また、今回は導入のような感じで明日から持ち替えの種類ごとに記事を書いていく予定です。すべての持ち替えを書ききるまでにお時間をいただきます。どうかご了承ください。
持ち替えの重要性
持ち替えはクロックを解くにおいてかなり重要なポイントの1つです。(僕もまだまだです。)
なぜかというと、(※スキップなしの場合)DL、もしくはDRを使う時間が変わってくるからです。それらを回す際には手の角度を変える必要があり、さらに回す速度も遅くなります。僕の場合は回す精度も悪くなるため、結構なタイムロスになります。そこのタイムを縮めると結構タイムが稼げると思います。
また、スキップありの場合持ち替えを正しい向きでしっかりするとスキップをより有効活用することができます。
※スキップはここでは2つ以上エッジの部分がそろっている、またはセンターとエッジが2つ以上そろっていることを指します。
一瞬でそろうパズルだからこそ将来的にトップレベルまで成長したときを想像して0.01秒でも早くしておいたほうがいいと思います。
(そんなレベルになってみたい......)
次回からは持ち替えの種類ごとに自分なりに気を付けている点、そう持ち替える場合などについて書いていく予定です。明日からの記事もどうか読んでいただければと思います。
その2 y2編 へ続く
https://koriyamacuber0524.hatenablog.com/entry/2020/08/02/221601